2010/07/21(水)a-bike随想 2

危険性:転倒要因は極めて多い

転倒した際の大怪我に至る可能性は、車体特性から若干緩和されている。元々あまり速度は出ない、重心が低い、車体から離れやすい(うまく飛び降りやすい)、車体慣性が小さく凶器になりにくい。

左右の振れに対する復元性は悪く、左右バランスは悪い。慣れても決して手放し運転はしたくないレベルだ。

前輪が段差に引っかかって、後輪が持ち上がってバランスを失う場面は極めて多い。路面を睨みつけて走らないと危険だ。

前輪を故意に持ち上げたり、車体トラブルでない限り、前輪が持ち上がって転倒する場面は稀だ。

ハンドルを大きく切って曲がった際の、タイヤが横滑りし出す限界はそれほど低くはない。前輪が後輪より先に滑りだす場面は多い。

車体伸展時の各部の「留め具」の固定を仕損じていると確実に酷い転倒になる。前の支柱の伸展ストッパーを失敗していると支柱が突然縮んで前宙する。後ろの支柱のストッパーを仕損じていると、後ろに尻もちをつく。前後支柱間の水平バーの真ん中のストッパーが掛かっていなければ、やはり前転する。組み立てた時に確認するポイントは5箇所しかないが、どこか1箇所でも確認を怠ると大怪我に直結している。

耐久性:最悪

致命的なトラブルがよく発生する。個人的に体験したものでも、後輪のベアリング粉砕。フリーの破壊。1次系チェーンの破断。

パンクの頻度は異常に多い。パンクした場合の修理は困難と面倒を極める。自転車店に持って行ってパンク修理を依頼しても、まず間違いなく拒絶される。